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はてな情報削除・発信者情報開示関連事例

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2018-04-02

意見照会期限の超過による送信防止措置の後、発信者から措置の解除を求められた事例

| 16:21

  • ゲーム攻略情報を主体としたブログの一記事に書籍(いわゆる攻略本)のうち複数のページを鮮明に撮影した画像が転載されており、書籍の出版元から著作権侵害に相当するとして削除申立あり
  • はてな情報削除の流れ」に沿い、発信者であるブログ投稿者に意見照会を行ったが所定の期間内に反論がなく、自主的な削除も行われなかったため、ブログを非公開とし、フォトライフに掲載されていた画像を削除した
  • 送信防止措置の後、すでに情報削除が完了していることを理由として、発信者より措置の解除を求める連絡があったが、著作権侵害行為があったことは明確であり、利用規約違反に相当するため解除は不可と判断した
  • さらに反論として「書籍内の一部抜粋であり、攻略本の紹介と購入を勧めた記事内容であることから、少なくとも、掲載内容が申告者の商業活動を阻害しているとは思い難い」との意見があったが受理せず
  • はてな情報削除の流れ」では、意見照会の期限を超過し、情報送信防止措置を行った後の対応について特に明示していない。権利侵害行為の再発を防ぐ観点から、原則として、情報が削除されたとしても送信防止措置の解除は保証しない。ただし、下記いずれかの条件を満たす場合、措置の解除を認めることがある
    • 申立者が再公開を許諾している場合
    • 発信者が情報を掲載するにあたって、権利侵害に相当しないと考えられる事情が認められ、さらに、サービスの利用状況、ブログの内容、掲載の態様などから、権利侵害情報が今後掲載される可能性が低いと考えられる場合
  • なお、送信防止措置の解除を行った後、ふたたび権利侵害情報が掲載された場合、あるいは権利侵害情報か否か明確でないために意見照会を行い期限超過した場合、送信防止措置を行い、今後は解除を行わない。

2016-06-30

削除に係る意見照会を受け、発信者から修正による対応の希望があった事例

| 15:23

  • ブログ記事の一部に対し権利侵害情報に相当するとして削除申立を受けたため、はてなより発信者に対し意見照会を行った。発信者からの具体的な反論はなく「削除か修正のいずれかで対応を検討したい」との回答があり、その後、申立対象となった箇所に打ち消し線を表示した状態で「修正が完了した」との連絡があった
  • このような修正は、実質的にその個所が送信されている状況に変わりがない。意見照会では、発信者に削除申立の内容を伝え、削除の可否を確認するが、削除や修正を強制するものではなく、合理的な理由から発信者が申立に同意しない場合には削除を求めず、反論を受けつけている
  • 対応の状況から、本来は発信者は削除申立に同意しておらず、削除を行う意図がないものと判断し、その理由を確認した
  • 確認に対し、発信者より、一方的に削除に同意しないものとして取り扱うことは不当であり、あくまで修正での対応を希望するとの意見があった。さらに、どのような修正なら認められるか具体的なガイドラインの提示を求められた
  • 反論を述べず修正により対応を行うとする場合、情報送信を継続することを目的とした形式的な修正は認めることができない。そのため、文字色の反転など、その目的で採用されうる手法を不適切な例として開示した
  • その後の意見交換により、最終的に発信者が修正を行う意図を記載した上で経緯を説明し一部の表現を削除した記事が投稿されたため、意見照会に対する発信者の対応は完了したものと判断し、その旨を申立者に連絡した

弊社対応の背景

  • 本件において、申立の対象となった記事には、名誉毀損による不法行為の免責事由の要件を満たす可能性がうかがえた。そのため、権利侵害情報であることが明確と判断せず「はてな情報削除の流れ」に沿い意見照会を行った
  • はてな情報削除の流れ」では、「情報発信者から反論がなされ、その反論が明らかに理由の無いものである場合以外は、はてなは情報発信者と申立者の意見を仲介し、また直接交渉を促して当事者間の自主的問題解決を促進する。」としている
  • 意見照会において、正当な理由から発信者が削除に同意しない場合は反論を受け付ける。また、申立者にはその理由をもって削除不可との回答を行う旨を伝えているが、本件では発信者が明示的に反論を行わず修正による対応を希望した
  • 反論を行わない場合、自主的に権利侵害とされた情報の送信を防止する必要がある。具体的には下記のいずれかの対応を行う必要がある
    1. 申立を受けた個所全体を削除する
    2. 申立者の意見に沿い、権利侵害とされた表現を修正する
    3. 申立者の意見に同意できる範囲で、権利侵害とされた表現を修正する(この場合、同意できない範囲については反論を行う必要がある)
  • 2や3に相当する具体的な事例としては下記のようなものが考えられるが、いずれも、発信者が修正により権利侵害情報を自主的に送信防止する意図があることが前提となる
    • 対象の個人情報を伏せ一般的な表現とすることでプライバシー侵害や名誉毀損に相当しない状態とした場合
    • 名誉毀損として削除申立に対し、記事の大筋となる趣旨は事実に基づく論評であり公益に適うものであるため取り下げず、個々の表現のうち論評の範囲を逸脱する可能性がある箇所を改めたとする場合
    • 記載事実に誤りがある記事に対し削除申立を受けたが、誤りを正した経緯の説明を行いたいとの意図から元の文章の削除は行わず訂正を行い、実際にそれにより申立者の名誉回復がなされていると考えられる場合

意見照会への対応に関するお願い

過去、意見照会に対し反論を行わず、自主的に削除を行った記事を故意に再掲載し、その後訴訟にて権利侵害とされた事例があります。

http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenasupport/20120713/1342167870

はてな情報削除ガイドラインでは、このような事例から「はてなより削除に関する意見照会を受けた発信者が一旦は自主的に削除を行ったにも関わらず、後日、はてなまたは削除要請を行った者の許諾なく同様の情報を掲載しなおした場合、即時削除を行い、発信者のサービスの利用を停止する。」と定め、アカウント停止も伴う厳しい措置の対象としています。

これは、発信者が意見照会を受けた際、反論を行う責任を回避しながら不正な手段で情報送信を継続することを禁じるものです。意見照会に対して故意に不適切な対応を行うことも、意見照会のプロセスを無効とするという点においてそれと同等の行為であると判断します。

意見照会は、強制的に削除や修正を求めるものではなく、言論を守る重要なプロセスとして位置付けております。自主的に削除を行う行わないにかかわらず、ご自身の責任において誠実にご対応いただきますようお願い申し上げます。

2016-01-08

スパム行為によるブックマーク利用停止措置について

| 17:05

ブックマーク利用停止措置とその解除に関しお問合せを多数いただいておりますため、現在の方針について公開します。

ブックマーク利用停止措置とは、投稿されたブックマーク情報を非表示とし、ブックマーク数の集計から除外する措置であり、これまでに投稿されたブックマーク情報は削除されません。*1

尚、本方針はスパム行為とそれに類する過剰な最適化行為による利用停止措置に関するものです。不適切なコメントなど権利侵害情報や迷惑行為、嫌がらせ行為に関する方針は「はてな情報削除ガイドライン」およびそれに関連する過去事例をご参照ください。

2016年1月現在の対応方針

  • はてなブックマークにおいてスパム行為に該当する不正な利用状況が確認された場合、利用停止措置を行い、その旨メールにて通知を行う。また、具体的な禁止事項として通知で下記のように例示している。
はてなブックマークでは、例として
・複数のアカウントで協力しあったり、ご自身で取得したメインアカウントと
  サブアカウントで同一のURLをブックマークし、意図的に新着エントリーや
  人気エントリーに掲載する
・同一サイトのページを大量にブックマークする
・ブックマークに対して対価や報酬、特典を設定し授受する
といった、公正なサービス運営の妨げとなる過剰な最適化行為を
利用規約(6)で禁止事項と定める
「8-3.広告、宣伝および検索サイト最適化を目的としてブックマークに登録する行為」
に該当すると判断しており、このような行為に関与したアカウントは利用停止措置の
対象としています。
http://www.hatena.ne.jp/rule/rule#kiyaku06

また、利用規約第3条にて禁止しております、
メインアカウントの複数保有が行われていると判断した場合、
ブックマークやその他はてなのサービスの利用について、
利用停止措置をとらせていただく場合がございます。
http://www.hatena.ne.jp/rule/rule#kiyaku03
  • 利用停止措置とする判定は目視確認によって行い、原則として、客観的かつ明確な不正利用の根拠が確認された場合にとどめている。
    • 例えば「特定のユーザー群が相互ブックマークを行っている」といった通報のみでは協力の意図は確認できないため、相互ブックマークの依頼が明示的に行われているといった証拠が確認された場合のみを判定対象とするなど
  • 利用停止措置に対して、被判定者から誤判定の申立があった場合、再調査を行う。調査の結果は、下記に該当する場合を除き原則として返答を行わない。
    • 実際に誤判定であった場合
    • どの禁止事項に該当するか例示のみでは判別できず、本人が意図せず禁止事項に相当する利用を行っていたと思われる場合
  • 再調査の結果、不正利用であることが明確であり実際にその根拠があるにも関わらず、被判定者が「不正利用の意図がなく、どの禁止事項に該当するかが不明である」と述べる場合、判定情報の逆用を目的として情報収集が行われている可能性を鑑み、問い合わせを受けた場合も返答は行わない
  • 今後、同様の行為を行わない旨の謝罪があった場合も判定の解除は行わない

付記:情報の逆用に関して

判定情報の逆用事例として、具体的には下記のようなものが挙げられる。

  • 判定の根拠となる情報を調査し、その情報を、隠ぺい、偽装することで判定を回避する
  • 複数アカウントにより故意に不正利用を行い、判定の有無やその理由を調査することによって判定閾値を推測し、閾値を超えない範囲で不正利用を行う

さらに、上記のような行為によって得た判定情報を情報商材として共有したり、クラウドソーシングなどで一般ユーザーを装い情報収集を行う業務を委託するなど、悪質な行為に対する通報もある。

今後、より巧妙な手法がとられうる状況であるため、スパム行為とそれに類する過剰な最適化行為については、規模や内容に関わらず、一律に判定情報の開示は行わない。

*1:以前は、停止措置となった後も非公開でブックマークを継続利用することは可能でしたが、現在は仕様変更のため利用停止後はブックマークの新規追加をできなくなっています。過去のブックマーク情報の閲覧、取得はご自身に限り行うことができます。

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